本日、まとまる。

なんだかんだと、すっきり纏まった。今日は、いろいろ展示に必要なものを町まで買いにいって、夜は10代の頃からお世話になっているギャラリーのオーナーと久しぶりにお酒を飲みにいく。ついでに、明日は友人の写真家の展示&オープニングパーティのはしごだ。なので、今のうちに新しい額も特注して、頼まれていた作品も納品しちまおう。

そういえば、初めて作品が売れたのも、今日飲みに連れていってもらうオーナーのギャラリーだった。最初は、手放すのも嫌で断わったんだけど、コレクターの方が熱心に作品が欲しいと言い続けてくれたので、結局のところ売ることにしたのを覚えてる。その頃は、自分の作品をたった数万円の対価で渡してしまうなんて信じられなかったけれど、今では無名の若造の写真を買ってくれるなんて凄いことだなと思う。それに、お金のありがたみも、以前よりは分かるようになってきている。

そして、それにしても好きなことして、お金をもらえるなんて、なんて素敵なことなんだろうと思う。でも、なんでだろうな。本当に好きなことをしているのか、疑問になる日が多くなってしまうのは?楽しいと感じる日が少なくなってしまうのは?

もっと。今よりもっと楽しい日が来るよって、誰か他人が言ってくれたらいいんだけど、歳とると希望ってやつは簡単には与えてもらえない。ましてや、自分に希望を感じてもらいたいなんてことになると、昔と同じくらい頑張っていても全く足りないし、2倍くらい頑張っても足りないみたいだ。

やっぱり、今できる以上に頑張らないと、誰も希望を感じてくれやしない。そういうのは当然なことながら、自分も他人も身勝手なもんだと思うしかないんだけど。まだまだ若造だと感じる日は、悪くはない。楽しいわけではないんだけど、なんだか気持ちはまとまるような気がするな。

馬鹿みたいに、写真にはまだ新しい可能性がある!!とか言いたい気分になるなー。そんな気分だなー。



校長 はた